発表会への想い
ハレの舞台として、そして感謝を伝える機会として
私自身、3歳からバレエのレッスンに通い始めましたが、私にとって「発表会」は特別な場所でした。
それは、私の日々の努力の成果を見てもらい、褒めてもらえる場所だったこともあると思いますが、
それだけではなく、家族に対して、日頃の感謝を素直に伝える貴重な機会だったからでしょう。
家族は日々のレッスンを見る機会はほとんどないため、私がどれほどバレエを楽しんでいるか、
大切に思っているかを見てもらうためにも、「発表会」は特別な機会でした。
一方で、いつも当たり前のように暮らす日々の生活の中では、「ありがとう」の気持ちはあれど、
家族にその気持ちを伝える機会はなかなかないものだと思います。しかし、私は、発表会という
『特別な舞台』を通じては、心からの「感謝の言葉」を伝えられていたんじゃないかなと思います。
そのため、私は指導者となってからも「発表会」に特別な想いがあります。
生徒の皆さんにとって、ハレの舞台を楽しんでもらうことはもちろんですが、
日々の努力の成果を見てもらうための場として、そして、日々のレッスンへ通わせてくれている
家族の方々へ感謝を伝える貴重な機会のひとつに「発表会」がなってくれたら幸甚です。
私にとっても、「発表会終演後」における生徒さんや親御さんとの「お疲れ様!よかったよ~^o^」
そして「ありがとう!」というコミュニケーションは貴重で、毎回涙なしではいられませんし、
それまでの苦労や疲れも吹っ飛んでしまうくらい、私も達成感と充足感に満たされます。
その気持ち、共感していただけたら嬉しいです。
今は「コロナ禍」にあるため、発表会の開催を不安に思う方もいらっしゃると思いますが、
できる限りの感染対策を行った上で、「SBGバレエグループ」の想いの詰まった
「SBGバレエフェスティバル」を開催し続けていければと考えています。
この想い、少しでも多くの方にご賛同いただけますと幸いです。
なお、今回は「南市民センター」や「まどかぴあ」が改装工事中のため、
新たな会場である「博多市民センター」での開催となります。慣れない会場となりますが、
盛会に向けて、皆様のお力をお借りでできますとありがたいです。
今年も生徒のみなさんの良き想い出の舞台となりますように。
セリタバレエグループ 主宰 芹田 楊子